人事労務の「作法」

企業の人事労務課題を使用者側の立場で解決します

こんなときは(給与・賞与)

055.賃上げ機運に乗り遅れないで

連合による直近の集計では、今年の賃上げ率は定昇、ベースアップ込みで5.2%だった模様です。政府が目指す持続的かつ構造的な賃上げ機運が高まっています。 ただし、一旦賃上げを行うと、不況により賃下げの必要があっても簡単には実現できません。労働契約法…

010.ベースアップ行いますか?

賃上げを求める声が大きくなっています。 賃上げには昇給とベースアップがありますが、どうやらこの二つを混同している人もいます。 日本的雇用慣行の一つである年功賃金では、勤続により賃金は定期的に上昇するものであり、賃上げのうち昇給については日本…

006.親孝行なのはわかりますが、

ある年の新入社員から給与の振込口座の届け出があった際に、その社員の名前とは違う口座名義が記載された届け出がありました。 確認すると、親に仕送りしたいので、給与の一部を親の口座に振り込んで欲しいというものでした。 なるほど、親孝行で感心するの…

005.通勤しないのに通勤手当を支給する?

在宅勤務の急速な普及により、「通勤しない日」が増えています。 通勤手当を支給する会社は多く、公共交通機関を利用する場合は通勤定期券による運賃相当額を支給するのが一般的です。 しかしながら、在宅勤務の増加により、通勤しない日の通勤手当を支給し…

004.住宅手当は支給基準を明確に

毎月の給与で、基本給の他に住宅手当を支給する会社があります。 住宅手当は、基本的には残業単価の計算に含めなくて良いのですが、そのためには支給基準を明確にしなければなりません。持ち家の場合幾ら、賃貸の場合幾ら、親元同居の場合幾らという基準では…