人事労務の「作法」

企業の人事労務課題を使用者側の立場で解決します

こんなときは(採用・入社)

049.新卒の会社選びは慎重に

2025年春に大学を卒業する学生への企業説明会などの広報活動が、3月1日に解禁されました。 その一方で、すでに採用内定率は30%を超えているとの報道もされています。昨年夏のインターン参加後に、企業と学生が接触して、早い段階で採用内定を出しているので…

027.内定式の裏側

10月2日、オフィスビルのロビーで、リクルートスーツの若者を数多く見かけました。内定式に参加した学生でしょう。 10月初旬に内定式が実施されるのは、現行の就活ルールでは、内定解禁が10月1日からとなっているからです。実際には6月頃までにほとんどの採…

022.採用時には身元保証書の提出を求めましょう

新規採用時、皆さんの会社では身元保証書の提出を求めていますでしょうか。 身元保証人となる人には、採用された人の人物保証の目的と会社に損害を与えたときの賠償責任を負ってもらう目的があります。よって、身元保証書に記載する事項は、保証人となる人の…

016.即戦力中途採用の謎

日本の企業でも人材の流動化が進み、転職市場が活況を呈しています。 募集の条件としてどの企業でも即戦力を求めていますが、そもそも即戦力など市場に存在するのでしょうか。 ある企業で営業成績が優秀でも、顧客や販売する商品が違う別の企業で同じような…

003.採用面接時の逆質問、必要ですか?

採用面接の最後に、面接官から学生に「逆に何か質問はありますか」と聞くことがあります。 面接官はすでに面接の中で合否判断の材料は入手していて、学生からの逆質問の有無や内容をその材料に加えるわけではなく、単純に「わからないことがあればお答えしま…

002.採用すべきか否か

最近、採用試験において適性検査を実施するケースが増えています。 学校の成績は優秀で面接での受け答えも申し分ないのに、適性検査の結果だけ今一つという人もいます。特に、コミュニケーション能力が低く、組織に適応し難いなどといった結果が出ている場合…

001.採用内定は出したけれども

2023年4月時点の大学生の就職内定率は48%程度と発表されています。 企業側としては採用内定を出した学生が本当に入社してくれるのだろうか、という不安があることでしょう。仮に入社承諾書を受領していても、それ自体には法的拘束力はなく、より良い条件の…